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【泣きながら勉強したあの日】
私が社労士を初めて受けたのは大学3年生の時でした。
自分の進路を決めかねていた時、テレビで過労死や過労自殺の特集を見て、労働に起因する悲しいニュースを一つでも無くしたい!!そのために労働のスペシャリストである社労士になりたいと思ったのがきっかけでした。
文系で狙える国家資格としては比較的簡単な試験と言われていますが、そんな言葉に惑わされてはいけません。
私は3回受験しました。初年度は記念受験のつもりでしたが、何と1科目で基準点に満たなかっただけで、総合で合格点が取れてしまったのです。そしてこれが悪夢の始まりでした。元来甘々な性格の私、楽勝かも?と高をくくってしまったのです。2年目の勉強は夏休みに入ってからの1ヶ月だけ。結果は目に見えてます。この年もまた、1科目で1点足りず不合格でした。
さすがに就職することも頭をよぎりましたが、このままじゃ何をやっても中途半端になると思い、親に卒業後の半年間の猶予をもらって、勉強に専念しました。
3年目は地獄のようでした。勉強も大変だけど、精神的に一番きつい時期でした。友人はみんな就職して立派に社会人として働いている。置いていかれたような、人として失格のような、とてつもない疎外感を味わいました。精神的に不安定になり、毎晩意味も無く泣き濡れる日々…。もし同じ状況に足を踏み入れてしまった人に、今の私がアドバイスできるとしたら、人と比べず、自分の決めた道を真っ直ぐに進もう、ということです。少しスタートが遅れても、ただ流されるままに働いている人よりも、劣等感を逆手にとって頑張れば、1年や2年の差なんてどうってことありません。
ただ、たまに「勉強に専念した方がいいか、働きながら勉強した方がいいか」と質問されることがありますが、私は迷わず就職を勧めます。働きながらだと勉強の時間を確保するのが難しいとは思いますが、やる気になれば、どこでも勉強はできます。休み時間・通勤時間・空いた時間を使ってこまめに勉強していれば、意外と勉強時間は作れます。働きながらもっと難しい試験に合格した友人を何人も知っています。それに、社会に出てみれば、社労士として学ぶことが具体的にイメージしやすくなります。テキストだけで勉強するより、自分が実際働いた体験も加えて勉強すると、理解が早まると思います。
結局私は3年目で無事合格し、26歳で社労士として独立開業しました。働いてみると、受験勉強より幅広い知識を求められます。毎日が勉強です。合格がゴールではなく、合格後が社労士としてのスタートなのです。今勉強している人は、合格後の姿をイメージして、幅広く労働に関する知識を付けていって欲しいと思います。 |
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